LOCK(ロック)とはどんなダンスか
鍵をかけるように動きを止める「ロック」が名前の由来。1970年代のロサンゼルスで生まれたファンクスタイルの成り立ち、代表的な動き、バトルでの見どころをまとめました。
LOCK(ロック / ロッキング)は、動きの途中で急に静止する「ロック」が最大の特徴となるダンスです。腕を大きく回し、指を差し、そして止まる。この止め方の切れ味がそのままダンサーの実力になります。
成り立ち
1970年代初頭のロサンゼルスで、ドン・キャンベルというダンサーの動きが原型になったとされています。当初は本人の名前から「キャンベルロック」と呼ばれ、そこから短くなって「ロッキング」として広まりました。
その後、彼を中心に結成されたチームがテレビ番組に出演したことで一気に知名度が上がり、日本を含む世界中に伝わりました。ストリートダンスの中でも歴史が古く、後発のジャンルにも影響を与えています。
特徴的な動き
- ロック — 動きを瞬間的に止める。ロッキングの核になる要素です。
- ポイント — 指を差す動き。方向と目線で見せ方が変わります。
- トゥエル — 手首を回す動き。ロックとの組み合わせで多用されます。
- スクービードゥー — 足を交差させながら跳ねるステップ。
- ニードロップ — 膝から落ちる大きな動き。
- リープフロッグ — 相手や自分の腕を飛び越えるような動作。
止める・回す・差すという少ない要素の組み合わせで構成されるため、一つひとつの動きの精度がはっきり出ます。
音楽
1970年代のファンクが基本です。ホーンやカッティングギターがはっきり入った曲が多く、決めどころが明確なので、ロックの「止め」と相性がよくなっています。BPMは100前後が中心です。
バトルでの見どころ
音の切れ目でぴたりと止まっているか、止めたあとの姿勢が崩れていないか。ここが評価の中心になります。加えて、ロッキングは相手と目を合わせて絡む場面が多いジャンルでもあります。指差しやジェスチャーで相手に返す駆け引きは、他のジャンルにはない見どころです。
明るくコミカルな表情や衣装(ストライプ、ハット、サスペンダーなど)も文化の一部として受け継がれています。
練習を始めるなら
まずは基本のロックとポイントから入るのが定石です。ステップの種類を増やす前に、止める位置を毎回同じにできるかを確かめると上達が早くなります。
D-EVENT ではジャンル絞り込みから LOCK のイベントを探せます。バトルだけでなくワークショップも掲載されているので、初めての方は講習から入るのも手です。