2026年7月27日
VOGUE(ヴォーグ)とはどんなダンスか
ニューヨークのボールルーム文化から生まれたダンス。5つのエレメントとオールドウェイ/ニューウェイ/フェムの違い、バトル(バトル・ボール)の見方を解説します。
VOGUE(ヴォーグ / ヴォーギング)は、ファッション誌のポーズを取るような動きから発展したダンスです。腕の動き、歩き、床での表現などが体系化されており、単なるポーズの連続ではありません。
成り立ち
1960年代から1980年代にかけて、ニューヨーク・ハーレムの「ボールルーム」と呼ばれる場で育ちました。人種的・性的マイノリティのコミュニティが、自分たちの美しさを競い合う場として作り上げた文化です。
参加者は「ハウス」と呼ばれる擬似家族的な集団に所属し、そこで技術と生き方を継承してきました。ダンスの背後にこうしたコミュニティの歴史があることは、ヴォーグを語るうえで欠かせない前提です。
1990年前後にドキュメンタリー映画やポピュラー音楽を通じて広く知られるようになりました。
3つのスタイル
- オールドウェイ — 1990年頃までのスタイル。左右対称の腕の動きと、直線的な形が特徴です。
- ニューウェイ — 関節の柔軟性を活かした複雑な腕の動きやコントーション(体を曲げる技)を含みます。
- ヴォーグ・フェム — 流れるようなしなやかさを強調するスタイル。もっとも広く踊られています。
5つのエレメント
- ハンズパフォーマンス — 手と腕の動き。
- キャットウォーク — 独特の歩き方。
- ダックウォーク — かかとを上げてしゃがんだまま前進する。
- フロアパフォーマンス — 床での表現。
- スピン&ディップ — 回転して床に体を落とす決め技。
この5つを繋いで見せるのが基本形です。
音楽
ボールルーム由来のハウス(ヴォーグビーツ)が基本です。「ハ!」というボーカルサンプルが入る曲が多く、その音に合わせてディップを決めるのが定番の見せ場になっています。
バトルでの見どころ
- 5エレメントの網羅 — どれかに偏っていないか。
- ディップの決まり — 音とぴたりと合っているか。
- ラインの美しさ — 腕や脚の形が整っているか。
- キャラクターと佇まい — 堂々としているか。
ヴォーグは文化への敬意が前提とされる場面が多いジャンルです。踊る際は成り立ちを知っておくことが望ましいとされます。
練習を始めるなら
まずハンズパフォーマンスとキャットウォークから入るのが一般的です。ディップは膝や背中を痛めやすいため、経験者の指導を受けてから練習してください。
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