ダンスイベントガイド
2026年8月9日

ALLSTYLE(オールスタイル)とは — ジャンルを問わないバトルの形式

ジャンル指定のないバトル形式。かかる曲も出場者のバックグラウンドもばらばらな中で何が評価されるのか、ジャンル限定バトルとの違い、初めて出るときに気をつけたいことをまとめました。

ALLSTYLE(オールスタイル)は、踊り方の名前ではなくバトルの形式を指す言葉です。ジャンルの指定がなく、どのスタイルのダンサーでも同じ土俵で戦います。日本で開催されているダンスバトルの中では、この形式が最も数多く開かれています。

「フリースタイル」と呼ばれることもあり、同じ意味で使われます。

ジャンル限定バトルとの違い

LOCK 限定や BREAKING 限定のバトルでは、出場者全員が同じジャンルの土台を共有しています。そのため判定も「そのジャンルの中でどれだけ質が高いか」という軸で比較できます。

ALLSTYLE ではこれが成立しません。ロッカーとブレイカーとワッカーが同じトーナメントに並ぶため、動きの種類そのものを横並びで比べることができないからです。

結果として、評価の重心が次のような点に移ります。

  • 音への反応 — ジャンルが違っても、同じ曲に対する応答の的確さは比較できます。ALLSTYLE で音楽性が重視されやすいのはこのためです。
  • 説得力 — 自分のスタイルをその曲・その場で成立させきれているか。
  • バトルとしての成立 — 相手に対して返せているか、駆け引きが噛み合っているか。

「何をやってもいい」形式だからこそ、何をやるかの選択そのものが評価されると考えると分かりやすくなります。

かかる曲

ジャンル限定バトルでは、そのジャンルに合った音楽が中心になります。ALLSTYLE ではその縛りがないため、ファンク、ヒップホップ、ハウス、ブレイクビーツなどが混ざったミックスがかかるのが一般的です。

DJ が意図的に曲調を切り替えることもあり、自分の得意な音が来るとは限りません。苦手な曲でどう踊るかが問われる場面が必ず出てきます。

出場者の顔ぶれ

ALLSTYLE には、大きく分けて二通りの出方があります。

  1. 自分の専門ジャンルをそのまま持ち込む — ロッカーがロックで戦う。軸がはっきりしているぶん、音と噛み合ったときの説得力が出ます。
  2. 複数ジャンルを混ぜて踊る — 一つのムーブの中でステップとフロアワークを行き来する。引き出しの多さで勝負する形です。

どちらが有利ということはありません。混ぜた結果どれも中途半端に見えるより、一つのスタイルを貫いたほうが評価されることもよくあります。

初参加に向いている理由

はじめてバトルに出る人に ALLSTYLE がすすめられることが多いのは、次の理由からです。

  • ジャンルの習熟度で足切りされる形式ではない
  • 「このジャンルのバトルに出るには早い」という遠慮が要らない
  • 開催数が多く、規模も初心者向けから大規模なものまで幅がある

一方で、上級者も同じ枠に出てくるため、勝ち上がりの難易度が低いわけではありません。初心者部門や年齢区分が併設されている大会なら、そちらから入るほうが経験を積みやすい場合もあります。

出る前に確認しておきたいこと

ALLSTYLE と書かれていても、大会によって細かい条件が違います。エントリー前に告知で次を確認しておくと安心です。

  • 出場単位(1on1 / 2on2 / クルー)
  • 予選の有無と方式
  • 年齢や経験による区分があるか
  • エントリー料と当日エントリーの可否

D-EVENT での探し方

カレンダーのジャンル絞り込みで ALLSTYLE を選ぶと、この形式のイベントだけを表示できます。エリアと日付を組み合わせれば、通える範囲の開催を探せます。

各ジャンルの特徴はストリートダンスのジャンル一覧と選び方にまとめています。自分の軸になるスタイルを決めてから ALLSTYLE に出る、という順番もおすすめです。

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